コンソールでの日本語環境

自分のラップトップにArch Linuxをインストールして1ヶ月以上たちました。
自分がプログラミング用に使うサブ機なんですが、性能が低いのでXなんか重くてストレスがたまるだけなので、
いつもXなしのコンソールで作業します。

しかし、調べものやメールを見るときに日本語の表示と入力ができないとちょっと厳しい。
今までもコンソールで作業することは多々ありましたが、日本語が標準ではつかえません。

そこで、コンソールでの日本語環境の構築についてメモ。(Arch Linux前提で)

1. kernelのフレームバッファを有効にする。
大概のディストリではじめから有効になっていることが多いと思いますが、/dev/fb0があることを確認する。
Gentooな人は make menuconfig やらでフレームバッファを有効にしてカーネルの再コンパイルをする。

2. jfbtermとunifont(またはその他pcf形式のfont)をインストール
aurにjfbterm-gitがある。yaourt使ってる人は yaourt -S jfbterm-git (pcf-unifontに依存しているので一緒にインストールされる)
jfbtermでUTF-8な文字の表示が可能になる。jfbterm.conf をいじればiconvを使ってほかの文字コードにすることも可。
/etc/jfbterm/ 以下にサンプルがある。jfbterm.conf.sample.unifontをjfbterm.confにコピーすればたぶん動く。

3. uimをインストール
uim-fepを使えばコンソール内でimが使用できる。一緒にanthyでも入れておく。
pacman -S extra/uim extra/anthy
入力の切り替えは設定ファイルで変更可能。「uim-fep」等で検索かければすぐに親切な記事が出てくるので割愛。

4. jfbterm -q -e uim-fep -u anthy で起動
jfbterm: -qで余計な表示をなくす, -eで指定したプログラムの起動。デフォルトはshell
uim-fep: -uでinput methodの指定ここではanthy

一個ずつ起動していくとログアウトするのにexitを三回も実行しければならないので4のようにする。
これをシェルの設定ファイルに記述しておけばshellの起動と同時に日本語環境になり、exit一回でログアウトできる。